IT業界に向いている人、いない人

最近のプログラミングブームもあってか、この業界を目指したい人が結構増えているような気がします。やはり人によっては相性があるので、頑張っても上手くいかない人、運良く就職してバリバリと働いている人など人によって様々です。多くの人を見てきた中で、どういう人が向いているのか私見ですが書いてみます。 結論としてこの業界に向いている人は、「やるべき時に、やるべき事が、できる人」です。 「やるべき時に、やるべき事が」とは、仕事では内容によりますが平行して複数の作業が進む場合があります。そのときにどれを一番にこなさないといけないか、優先順位をしっかり決めることができる、ということです。 ただし、一つのことだけ作業に没頭し、優先度を下げた他の作業が手つかず、というのは仕事としてはNGです。結果的に作業全体が進んでいないのと同じ事になります。 「できる人」とは、依頼された作業を確実にこなせることが可能、ということです。それがごく簡単なことでも、初心者にお願いして返ってきた内容を確認すると、意外とできない人が多いんですね。どんなことでもまずは確実に物事を完成させる力が必要なんです。 これらができる人が、いわゆる「仕事ができる人」になります。この業界に進みたい人はまずは仕事ができる人を目指してみてください。

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

昨年はデザインについて知りたい人向けの良書が多く出ていました。いくつか買ってみましたので、その紹介をしていきます。 この書籍では、デザインをするためにどのように考えていけば良いかに重点を置いて説明しています。デザインは答えがないものとよく言われていますが、得られた情報をもとに、どの情報を使い、どういった方向性でデザインをまとめていくかが丁寧に説明されています。また、制作の過程途中の状態を公開して、その部分で気をつけたいポイントなど、このチラシはどうやって作ったんだろう?という、いつも疑問に思う部分についても具体的に書かれています。 ページの後半では、デザインで必要な文字組や写真の構図、文章、色など定番の項目について、直感的に分かるよう図解入りで説明しているのも大きな特徴です。なぜ、こういう文字組をしているのか、したほうが良いのかが具体例として数多く挙げられているので、他の書籍と比べ大変分かりやすいものとなっています。 今までの書籍で書かれていたが説明が足りない、抜けていた部分についてかなり細かく、詳しく保管されているので、デザインをおこすときの参考として手元にあればかなり心強いです。この書籍を紹介している特別サイトも見つかりましたのでリンクしておきます。 なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉