学ぶ姿勢

ある程度年齢を重ねると、人は何かを学んで結果を出したくなるようです。ただ、その結果を出すまでの過程は人により大きく異なり、結果の大小に大きな影響を与えます。そんな学んでいく事に対する考え方について書いてみます。

好きこそものの上手なれ

何かやってみたいことができたら、何をしますか? 道具を買ってみますか? それともネットで調べますか?

子供の頃好きなことがあれば時間を無視してでも遊んで叱られた人も多いはず。純粋にやりたいことに対して向き合ったとき、難しいことは考える必要はありません。とりあえずやってみることが大切です。経験を積むこと、継続は大きな力になります。

また、いつの時代も興味を持つことはとても素晴らしいことです。ですが、ある程度人生経験を積んだ大人になるとプライドが邪魔をするのか、やってみたいことに対して積極的に関わらない人を多く見かけます。自分の意識がその方向に向いていないのに、たいしたことをやってもいないのに大きな成果を期待するのは自意識過剰もいいところだと思います。

予習と復習

もちろん、ただ闇雲にやっているだけでは大きな成果は得られません。効率よく続けていくには情報集めも必要です。幸いインターネットとスマートフォンで何かを調べることは凄く簡単になりました。書籍や動画で詳しく解説しているところもあります。利用できるものは有効に活用しましょう。

また、人間はそのとき覚えたことの大半を忘れると言われています。それを防ぐためにもう一度何をやったのか振り返る時間も必要です。やっただけ、達成感に浸って満足しているだけでは何も身につきません。

結果と周りに伝えること

身につけた技能は必ず形になるように残しましょう。どれだけ能力が高くても主張できなければ他の人には全く伝わりません。返って良くない印象を与えることもあります。すぐ見て分かるような具体的な物事を明示的に示すことは大事です。

一見身につけたと思う技能も実は本当の意味で身についた、というところまでたどり着くにはさらなる経験(試行錯誤)が必要です。他人に自分が学んだ事柄を伝えることはまさにうってつけ。なぜなら伝える作業は意外と手間ひまがかかるからです。そうしてできあがった、無駄をそぎ落とし整理された情報こそが、その人が手に入れた技能に繋がります。

つまるところ

大人になって何かしら言い訳だけが上手になった人は、何をやっても上手くいかないでしょう。とにかくひたすらに物事に取り組む。雑念や不安は一切不要。それらはやってみてから考えることですから。