リアルトレースを極めよう(4) メッシュツール

久しぶりの更新です。 メッシュツールはIllustratorの表現を広げた画期的なツールです。今までの手法より幅広いグラデーション調整が可能となりました。ただし、上手に扱うには手間がかかります。 画像|メッシュツールの使い方 他にも、アンカーポイントの削除ツールを選択すると、グラデーションがおかしくなっているメッシュのアンカーポイントを見ることができ、削除できます。また、メッシュが複雑になると調整仕切れなくなる場合があり、最初から作り込むオブジェクトの形を考えておく必要があります。 それでも、「リアルな絵」を作るには欠かせないツールとして、世界中からメッシュで作られたリアルトレースが紹介されています。興味のある方は、前述した“リアルトレース”か“スーパーリアル”で検索し、数々の美麗なアートを探してみてください。

リアルトレースを極めよう(3)

ブレンド

ブレンドツールは、2つのオブジェクト(グループ化されているモノも含めて)の間にある形と色を、徐々に変化させて新しいオブジェクトを作り出し、補完する機能を持っています。補完するオブジェクトは初期設定では滑らかに見えるよう2桁以上のオブジェクトが表示されますが、[ブレンドオプション]から補完するオブジェクトの距離や補完数、方向などを手動設定することも可能です。 ブレンドの基本 リアルトレースでは中心となるツールで、制作するイラストの濃淡(グラデーション)を表現するため、補完するオブジェクトを重ねて使います。 リアルトレスのブレンド ブレンドさせるために覚えておくポイントは、次の2点です。 1.オブジェクトの同士のアンカーポイントを揃える 2.アンカーポイントは全てハンドルを引き出しておく アンカーポイントが揃っていないと、グラデーションのかかり方がおかしくなります。また、ハンドルが出ていないとグラデーションが一部とがったようになり、滑らかに表示されません。