セッション1:浦部 洋一 ソーシャル・Web時代のデザイナーの勝ちパターン
従来のデザイナーは、モノを作ることが主体となっていましたが、今後はデザイナーが先頭に立ってディレクションを行い、クライアントが抱えている問題を解決していくことが重要です。 また、年々印刷業界、出版業界の市場規模は縮小しています。単純に価格を下げることで仕事を受けることは出来ますが、それでは後々自分の首を絞めることになります。あくまでもクライアントとはパートナーとして、同じ立場で仕事を進めていく必要があります。 そのため、コミュニケーションの取り方や強い責任感を持つ、自ら打って出る攻めの姿勢など、自分自身により良い価値を身につけて行動していくと良いでしょう。
セッション2:誉田 哲朗 プロのクリエイターに必要「イメージを伝える技術」-サムネールを描き出す必要性とその練習方法-
案件を進めていくときに、クライアントにイメージを絵を描いて説明することができれば、大きな問題を出さずに仕事を進めることができます。その場で相手を納得させることができる「視覚言語」を覚えましょう。 クライアントが求めているデザインをデザイナーが表現するためには、デザイナー自信の頭の中に表現したい情報があるかどうかが鍵となります。そのため、デザイナーが実際に体験することや表現物そのものを知る必要があります。 イメージを伝えるにはデザインのポイントを押さえたサムネールが描けるよう、良質なデザインのトレースをするなど練習が必要です。そして、その内容を頭の中に蓄積していきます。
感想
本格的なデザイナーを登壇したWeb系セッションは北海道ではほぼ見られませんでした。参加してみて思っていた以上に面白く、大きな収穫となりました。 セッション1では駄目なクリエイターの例が具体的に挙げられていました。私もいくつかの項目が当てはまり、恥ずかしいことですが、仕事の出来る人、出来ない人の差がこういうところなんだろうと再確認できた次第です。 セッション2では参加者全員で課題を元に、実際に絵に描いてみること、そしてそれらを見せ合う事を行いました。過去に絵のまねごとはしたことがありますが、頭に具体的なイメージがないとよく分からないものができあがると理解できました。 現在Webはエンジニア寄りになっているところがありますが、仕事をよりスムーズに、かつ自分の価値を高めるべく、デザインについても学ばないと行けない時代になってきたかと思います。