WordPressしか使っていない理由

WordPressはバージョン2あたりからずっと使っていて、仕事もそれ以外やっていない。他のCMSを使っていないまま今に至ったのは何故だろう?と、ふと思ったのでその理由を書いてみようと思いました。
結論からいうと、お金の問題になります。ただ、2つの側面があるのでそのことを書いていきます。

開発側から見たお金の話

WordPressの一番のメリットは「無償」で使えることにつきます。有償で良質なCMSもありますが、導入に別途費用がかかるというのは提案する方もプレッシャーがあります。
また、無償により制作費用を抑えることができる、ということはその分内容に余力を避けることが可能になりますし、その結果クライアントとの良い関係に繋がる可能性もでてきます。
また、企業の運営方針にもよります。私も過去にいくつかのCMSを勉強して社内プレゼンしたことがありましたが、すべて蹴られました。理由は「金がかかるから」。やっぱりタダというのは印象が違うようです。

クライアントから見たお金の話

クライアントの多くはWebサイトについてあまり詳しく知りません。それよりも自分たちのお店の経営や生活の方が大事だからです。Webサイトに興味はあるものの何を持って判断をしていけば良いのか、そもそもの価値基準が分からないですから、そこに気軽に大金を投資したくないのは当然かなと思います。
なので、「安くて綺麗で簡単に使いやすいサイト作れない?」という話になります。安くて高品質なWebサイトがほしいわけですから、導入費用を抑えることができるWordPressは依頼する側にとっても大きなメリットになります。

でも、これではダメだよね

こうやって偉そうに書いてみたのですが、他のCMSを使えるようにできなかった自分の言い訳にしかなりませんでした。
車を買うときにディーラーに相談すると、自社で作った車以外の質問をしても色々アドバイスが帰ってくると思います。過去にクライアントとCMSの話をしていくときに、WordPress以外のCMSを提案した方が結果良くなる可能性があったのですが、知識が無く返って選択の幅を狭くしてしまったことがありました。
WordPressなら右に出る者がいない、くらい極めていれば専門の開発として技術力を認めて貰えると思いますので、やるならとことんまで突き詰めた方が喜ばれると思います。