IT系企業の求人情報を見たときに「やる気」のある人ってよく書いているのですが、どんな意味を持って書かれているのか考えてみました。
優秀な人は誰もが望んでいるけど
最近のITブームは最高潮、仕事はあるけど人がいない。どこのIT企業も超優秀なエンジニアを探していて、さながら仮想通貨のマイニングの様相を呈しています。けど、そんな人はめったに見つかりません。また、巨大なプロジェクトは優秀な人材だけで進むものでもありません。多くのいろいろな人たちが集まって初めてプロジェクトとして動くことになります。
もちろん、仕事をする際にプログラミングスキルはあった方がすごく良いのは当然ですが、経験者はさておき未経験でそこまで求めるのはさすがに厳しい状況。そこで出てくるのが「やる気」という言葉です。
企業が望んでいる人材は
会社も最初からほしい人材に多くを求めてるわけではなく、基本的には「仕事ができる人」を望んでいます。与えられた最低限のことができる、ということ。すごく難しいハードルではなく、低いハードルなんだけどしっかり飛び越えることができる人、ですね。
そのうち、そのハードルがだんだんと高くなっていきます。このとき、「やる気」のある人は高いハードルを前に気持ちを高めて乗り越えるための方法を考え始めます。臆せず未知なる領域に飛び込んで結果を出す。そういう意識を強く持った人であれば、将来どのようなプロジェクトが動いたときでもこの人なら乗り越えてくれる、と評価してくれるようになるんです。
「やる気」に込められたもの
その「やる気」を熱く語ることができる人であれば、企業も雇うメリットがあると考えてくれるようになります。誰だって楽しく仕事をしたいんです。つまらない仕事ではなく、常にこうやっていこうとか、こうやってみたらとか、周りを巻き込んで刺激のある人たちと仕事を通じて楽しい人生を送る。そんな意思を大きくまとめた一言が「やる気」に込められているのではないか、と思います。