WEBを構成する言語

WEBを構成する言語WEB制作で習得が必須となる規格と言語について説明します。

HTML

HTMLはWEBサイトを見るために必要なマークアップと呼ばれる言語の一つです。見た目はテキストの羅列ですが、タグと呼ばれる命令で囲うことにより、テキストに意味を持たせることが出来るようになります。2012年時点で多く使われているマークアップ言語はXHTML1.0 Transitionalです。 HTMLを習得するのはそれほど難しくありません。既に多くの書籍や参考サイトが出ていること、文章構造の手法がある程度確立されていることが挙げられます。

CSS

HTMLが文章の構成を組み立てるのに対し、CSSは見た目の装飾を行う規格です。2012年使用されいてるCSSはVer.2.1が中心です。CSSは対応するブラウザの影響により、その見え方がまちまちで、差分を吸収するための専門的なスキルが必要となってきます。そのため、CSSの習得難度はHTMLより高めとなります。また、CSSを含めたWEBサイトの文章構造は時代により変化するので、常に対応していく必要があります。CSSもHTMLと同様に、多くの参考サイト、書籍が出ています。

HTML5とCSS3

2011年あたりから、次世代規格のHTML5とCSS3が台頭し始めてきました。より柔軟で拡張性のあるマークアップを目指し開発されているため、今まで問題となっていた点や、プログラム依存する箇所が代替できるようになりました。ただし、こちらもブラウザの対応状況がまちまちのため、どこまで使用可能か見極める必要があります。また、スマートフォンはHTML5とCSS3で組むことが基本となっています。 HTML5とCSS3は従来の言語の組み方を引き継いでいるので、習得する場合、XHTMLとCSS2を既に覚えている人にはそれほど難しいものではありません。ただし、新しいタグや意味の変わっているタグがあるため、文章構造を見直す必要があります。CSS3は2から比べて大きく拡張されているので、内容を把握するのに時間がかかります。

WEBクリエイターなるために

WEBクリエイターなるために4年前にWEB初心者向けとして掲載していた記事を改めて現在の内容に置き換えてリファインすることにしました。WEB業界に関わりたい方、ご興味ある方はご一読下さい。内容は、過去私が講師を務めた時に覚えたこと、現在WEB業界に携わって得たことをまとめています。

WEBクリエイターなるために必要な事

WEBクリエイターとして習得しなければいけないことが多くあります。そのための項目を箇条書きにしてみました(2012年時点)。

WEB言語・プログラムのスキル

  • HTML→文章構造を組み立てる言語です。現在はXHTML1.0がベースとなっていましたが、徐々に新規格のHTML5で作られるようになってきています。
  • CSS→ブラウザでの見た目を装飾する規格です。CSS2がベースとなっていますが、こちらもCSS3に移行してきています。
  • JavaScript→ブラウザ上でアクションをおこすために作られた簡易プログラム。簡易と呼ばれていましたが、現在では習得難度が高いものとなっています。
  • PHP→サーバーサイドで動作するWEB専用のプログラム言語。大味で使いやすいのが特徴です。

制作ソフトのスキル

  • Fireworks→WEB制作専用のソフト。基本このソフトを中心にWEBサイトのデザイン制作を行っていきます。
  • Dreamweaver→HTMLを総合的に支援するソフト。多くのWEB制作会社で使われている

UX(ユーザーエクスペリエンス)のスキル

WEBサイトをどのように構築すれば、クライアントの希望に沿い、エンドユーザーに喜ばれるかを総合的に考えるスキル。2011年あたりからこの言葉が大きく取り上げられるようになり、開発側やデザイナーも習得する必要性が高まってきています。

その他必要なスキル

  • ライティング→魅力的な文章の書き方やキャッチコピーなど、文字に関する作業全般を扱います。
  • 写真撮影→建物の外観や内観、商品などを綺麗に撮影するできるかどうか。画像加工も含まれることがあります。
  • 書類制作→見積り、発注書、請求書など経営に必要な書類の書き方。
  • WEBディレクター→WEBサイト構築やクライアント、部下とのやり取りを円滑にする役職。コミュニケーション能力が大きく関わってきます。
  • 営業→クライアントから仕事を受注するための実働部隊。身だしなみや話法、話術が必須となります。