Fireworks

Fireworksは、旧マクロメディアで開発されたWeb用途に特化したデザインツールです。基本的な機能はPhotoshopとIllustratorの中間となっています。 Webではスライス機能が優れているので、そのためだけによく使われます。最新バージョンではワイヤーフレームの作成や1つのファイルで背景画像を個別に取得できるなど機能が強化されています。メリットはビットマップ、ベクター両方を気にすることなく扱うことができる、アンチエイリアスを外した状態で太字を使える、ピクセル単位の設定ができるなどです。デメリットはマスクとグラデーションの再現度が低いことです。 Web専門の制作会社ではページデザインをFireworksのみで完結するところも出てきています。覚えていて損はないツールでしょう。

Illustrator

Illustratorは、単品のチラシ、パンフレットなどを制作ツールです。動作とデータが軽いことで昔からDTP業界で重宝されています。パスという機能を使い、点と点を結び形を作りながらデザインを組み立てるので敷居が高いと感じますが、絵の知識や経験が無くても扱えるので、慣れると嵌ってしまうユーザも多いです。 WebではPhotoshopと並んでページデザインに使われます。メリットは文字の細かい調整ができる、レイアウトがしやすいが挙げられます。デメリットは複雑なデザインは作りづらい、PX(ピクセル)が太るなどです。 CSになってからメモリの占有と動作の重さがネックとなり、さらにCS3では終了しないバグなど使いづらいツールとなっています。そのため、過去からのユーザはわざとバージョンアップしない傾向があります。私もメインはVer.10を使っています。