【第19回】WEBコンソーシアム定例会
今月は、「デザイナー・プログラマーの連携のベストプラクティス」としてWebデザイナーとPG(プログラマー)のディスカッション。
デザイナーとプログラマー両者の内容を聞いていると、結果どちらも同じようなところ、「互いに何ができて何ができないかを明確にし、ゴールに向けて意思疎通を図ろう」に落ち着いたと感じました。また、討論内容を聞いていて面白かったのは、「短い時間の中でも、両者共に専門用語が飛び交い、溝ができていたところ」です。この溝を埋めるための、良質なディレクターが不足しているだろうなぁということも思いました。
私は両者の経験を浅くですが持っているので、お互いの意見について少しは理解できる部分があります。それを踏まえて。
誰しもが自分の経験や技術を持って表に立つ場合、互いがより優位な立場に立っていたいと考えるもの。これはクライアントや企業、ディレクターや社長(上司)なども含めてです。そして、人数が居る限り個々に意見や線引きが存在するのではないでしょうか。それらを伝えずして物事は上手に進まないと思います。結果、日本のビジネスで古くから言われている言葉「ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)」が仕事には重要、だと考えます。
Web業界は黎明期から一種アイドル的な形で一人歩きした部分があり、ある程度の我が儘が通ると誤認識されています(中にはそういう風な方もいると思いますが)。ですが、仕事があり、それに携わる人がいる限り、それはビジネスなので、譲れない場所はぶつかるのも良いと思いますし、また、お互いに意思を尊重し合い、共に歩むべきだと思います。