【第19回】WEBコンソーシアム定例会

今月は、「デザイナー・プログラマーの連携のベストプラクティス」としてWebデザイナーとPG(プログラマー)のディスカッション。 デザイナーとプログラマー両者の内容を聞いていると、結果どちらも同じようなところ、「互いに何ができて何ができないかを明確にし、ゴールに向けて意思疎通を図ろう」に落ち着いたと感じました。また、討論内容を聞いていて面白かったのは、「短い時間の中でも、両者共に専門用語が飛び交い、溝ができていたところ」です。この溝を埋めるための、良質なディレクターが不足しているだろうなぁということも思いました。 私は両者の経験を浅くですが持っているので、お互いの意見について少しは理解できる部分があります。それを踏まえて。 誰しもが自分の経験や技術を持って表に立つ場合、互いがより優位な立場に立っていたいと考えるもの。これはクライアントや企業、ディレクターや社長(上司)なども含めてです。そして、人数が居る限り個々に意見や線引きが存在するのではないでしょうか。それらを伝えずして物事は上手に進まないと思います。結果、日本のビジネスで古くから言われている言葉「ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)」が仕事には重要、だと考えます。 Web業界は黎明期から一種アイドル的な形で一人歩きした部分があり、ある程度の我が儘が通ると誤認識されています(中にはそういう風な方もいると思いますが)。ですが、仕事があり、それに携わる人がいる限り、それはビジネスなので、譲れない場所はぶつかるのも良いと思いますし、また、お互いに意思を尊重し合い、共に歩むべきだと思います。

【第18回】WEBコンソーシアム定例会

今月は、㈱エイクエント 市岡様からWeb業界での転職についてです。 講和内容は次の通り。
  • 日本では不況により全国各地で需要が減っている。ただし、北海道自体は不況が続いていたので状況は変わらない。
  • 関東圏に近いほど市場、携わる人数も多い。給与面は1.2倍程度と他と差ができている。給与は250万~450万程度。労働時間は12時間以上も当たり前。
  • 業界で好景気な業態がゲームとモバイルサイト開発。
  • Web業界で求められている人材は、マルチプレイヤー。
  • スキル向上を行うために必要なことは、目標の設定、仕事の選り好みをしないこと、情報収集、自身の強みを持つこと、人の縁を大切にすること。
今まで業界に携わっていて、仕事環境については概ね予想通りの内容でした。Webだけできれば良い時代は終わり、コミュニケーション能力や簡易的なプログラムスキルは必須。勤務時間も整理されていると呼ばれていますが、北海道ではまだIT土方が主流のようです。また、セキュリティの関係上在宅仕事は厳しくなっているとのこと。 結局、クリエイティブな業界で楽して安定は難しいということでしょうか。