WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書 (Webデザイナー養成講座)

Web書籍の紹介です。 タイトルが長いよ! WordPressの書籍は昔からコンスタントに発売されており、良本も数多くあります。ただ、どうしても時間が経つとバージョンが古くなり、新機能がフォローできなくなるためいつまでも使えるわけではありません。 私もWordPressについては数多くの書籍を所持しております。 今回紹介する本はその中でも個人的にタイムリーでした。 最近のWordPressはテーマフォルダの中身も複雑怪奇になっていて、たくさんのテンプレートファイルを見ただけで少々やる気をなくします。また、カスタムメニューやカスタム投稿タイプなど、理解しづらい新機能についてもしっかりとフォローされています。 サンプルファイルをベースにサイト構築を行っていく王道の構成です。全9章までありますが、順番に進めていき5章まで終えれば一段落付くでしょう。個人的にはカスタムメニューの構築、ループ用のテンプレートパーツ作成、サブクエリの使い方、カスタム投稿タイプとカスタムタクソノミーの構築がストライクでした。 問題点としては、やはりこういった技術系の書籍は難易度が高く、ある程度の知識、経験が必要となります。この書籍も例に漏れず中級者向けと感じます。HTML、CSS、PHPあたりは理解していないと役立たずになる可能性大です。WordPress初心者でしたら、昔の書籍になりますが簡単な内容のものが出ていますので、そちらからステップアップすることをお勧めします。

Webデザイン受発注のセオリー デザインコントロールが身につく本

こちらは、昨年購入したWEBサイトのディレクターに関する書籍です。 2011年9月に発売された書籍です。項目は次の3つに分けられています。
  • 受発注ワークフローと基礎知識
  • ビジュアルデザインの要件定義
  • 提案依頼~発注
前述で紹介した書籍は初心者向けのディレクター系とも取れますが、こちらは本格的なディレクターへの書籍となっています。実際にプロジェクトとしてWEBサイト制作を行う場合における、プロジェクトの問題点の洗い出しやクライアントとの意識統一、社内での進め方など、かなり深いところまで踏み込んで書かれています。 制作方法の考え方よりも、クライアント、社内、開発含めた「人対人」の曖昧さをどうするかに重点を置いているので、営業のコミュニケーション方法や多くの人が携わる場合のまとめかたとして非常に役立つ書籍だと思われます。基本はWEBサイトデザインについてですので、デザインコンセプトの考えて方としても有益な一冊となっています。