わくわくWWWさっぽろ vol.1

2015/04/15(水)19:00~21:00にわくわくホリデーホール(札幌市民ホール)第3会議室で開催されたわくわくWWWさっぽろ vol.1に参加してきました。今まで行われてきたDirector’s Nightから名称を変更してIT系全般を対象にリニューアルしたということです。 行われた内容は、前回のDirector’s Night vol.5同様に参加社から知りたいこと、聞きたいことを挙げて頂き、司会の進行により話し合っていく今までと比べ比較的ゆるいものとなっています。

道内クライアントの傾向

公共機関や農業関係などが多い。基本的に代理店が入るので、道内外は関係ない場合もあるとのこと。フリーランスは道外の案件を担当してるケースが多いようです。

他をサイト参考する場合の考え方

クライアントはWebサイトについて素人なので、開発側の趣味を押し出した変則的なコンテンツではなく、王道の組み方で提案した方が上手くいくケースが多い。そのため、参考サイトと似た様な構成になることも出てきます。いかにクライアントがWebサイトについてどう考えているのかを察知して、良い場所、悪い場所の線引きを決めていき、理想としてる方向性を探っていくと手戻りも少なく案件を進めることができると思います。

他人のデザインファイルを見たことがあるか?

見たことがあるという人が多いようです。デザインファイルも制作者の個性が大きく出るため、純粋なデザイナーが制作したファイルはエンジニアとして使いづらい面も多いようです。そのため、WebデザイナーはPhotoshopであればレイヤーやデザインカンプなどの構成方法をエンジニアが使いやすいように作っていく技量も必要でしょう。

プログラムが作業項目に入るとき

プログラムは費用が大きく取られるため、ディレクション時にどこまでなら実装可能かクライアントと決めておく必要があります。また、どの部分がプログラムで動作するのかも開発側で共有しておかないと、後のトラブルに繋がるようです。

どのようにストレスを解消しているのか?

ブラックの代表的な業界なこともあり、時には大きなストレスがかかることもあります、そんなときは、仕事を忘れ気分をリフレッシュできるよう、とにかく自分が好きなことやる事が挙げられるようです。また、ストレス負荷を大きくしないよう、日々の作業をコントロールして自分自身を管理していくことも大切とのことでした。

Web系の情報をどうやって集めているのか?

最近ではまとめサイト系が充実しているので、定期的にIT系のまとめサイトを覗くようにする事が挙げられます。他にはツイッターやFacebookなどのSNSに技術系のサイトとリンクさせることで、新情報が出た場合にはすぐ分かるようになります。

SaCSS vol.63

2015/03/07(土)18:00-21:00に札幌市民ホールで開催されたSaCSS vol.63に参加しました。北海道でフロントエンドエンジニアとしてで活動されているh2hamさん主催のセミナーです。 今回はLT(ライトニングトーク)回として参加者の中から数名がスピーカーとして自ら企業で学んだことなどを発表していきました。

マークアップ環境の変化

IE準拠、PCメインが主流となっていたコーディング方法から、制作環境を含め作業フローが大きく変化しています。制作するサイトのターゲットになる部分は、HTML5、CSS3をベースとしてレスポンシブWebデザインでの組み立てでスマホやタブレットを含むマルチデバイス対応へ以降し、ターゲットブラウザは最低IE8以上となりました。 制作環境は、ターミナルやコマンドプロンプトを使い、MiddlemanなどHTMLの雛形を生成するテンプレート機能、CSSを効率よく記述するSCSS(Sass)やLESS、Compass、雑多な作業を自動化するタスクランナーGrunt、Gulp、作業データのバックアップや共有化をするバージョン管理ツールGit、GitHubなど、多くのツールが開発され開発側では一般化されつつある状況です。

オブジェクト指向の考え方

プログラム言語の多くはオブジェクト指向を取り入れており、エンジニアはオブジェクトを扱えないといけない。そのときに考えることとして、対象となるものの共通項を見つけ、抽象化してモデルを作る方法があると言うことです。

動的なサイトの開発

動的なサイト開発ではXAMPPがよく使われるが、規模が大きくなるとバージョンや動かないなど問題が発生するため、仮想環境を使いサーバーをたて、gulpとbrowsersyncで入力した内容が自動的に反映されるよう、スマホと連動する様に環境構築すると作業効率が大幅に上がります。

バージョン管理ツール

バージョン管理ツールGitとAWSを使って作業環境を構築すると飛行機の中でも作業できるなどメリットがあります。ただし、プロジェクトによりバージョン管理ツールの使い方を知らない人も多いため、社内勉強会などを開き全員が使えるようにしていく必要があります。

見える化を導入する

見える化とは、仕事で発生する問題点をデータなどで視覚化することで、作業者全員が問題を共有し、仮に問題が出ても迅速に解決できるようにすることです。実際に社内でかんばん方式を導入してみた結果、一定の成果が上げられたので、作業が捗らない場合には取り入れてみると良いと思います。

デザイナーが欲しいエンジニア

デザイナーとエンジニアは作業範囲の違いからトラブルを起こすことが多いが、お互いが思いやりを持って状況の報告や共有などを行っていけば、プロジェクト全体をスムーズに行うことができるでしょう。