最近リアルトレースの書籍が販売されていないことを知りました。
リアルトレースは写真を自動トレスする機能が出てきたため、マイナーなスキルとなっている部分もありますが、
Webの3DCGアイコンなどでよく使われるようにもなりましたので、覚えておくと重宝します。
リアルトレースで使う機能
他にも使う機能はありますが、私が主に使うのはこれくらいです。
- グラデーション
- ぼかし
- ブレンド
- メッシュ
- スポイトツール
- 不透明度
グラデーション
グラデーションは基本のツールですが、ちょっとしたことで大きな効果を上げることができます。
線形と円形があり、グラデーションの開始位置と範囲はグラデーションツールで決めることができます。
試しに球体を作ってみましょう。
まず円を描きます。
グラデーションで円形を選択、片方を白色、片方を好きな色に(画像は赤色で)します。
グラデーションツールでドラッグし、位置や範囲を決めます。
こうすることでより立体感を出すことができます。
次に、ゲームに出てくる地下に行けたり、人食い花が潜んでる土管を作ってみましょう。
長方形を好きな大きさで作ります。Ctrl+Uでスマートガイドを出し、長方形の下部に合わせて楕円を描きます。
長方形に対してグラデーションで線形を選択。緑色のグラデーションを設定します。
元となる土管そのもの形状は筒状で表面が反射している(金属っぽい)ので周りからの反射や屈折をグラデーションに取り入れます。
グラデーションが完成したら、楕円にも同様に適用しましょう。
後は、土管の上部になる箇所を長方形、楕円×2、中の空洞になる楕円(黒ベタかグラデーション)を作って完成です。