HTMLを覚えるとき、必要なポイントを挙げてみようと思います(今はXHTML1.0が主体と考えていますので、ベースはコチラになります)。
- 文書構造を理解する。
- HTMLには見えない情報と見える情報がある。
- 命令には意味がある。
- 最終的な意味づけは制作者側に決定権がある。
- 文字コードに気をつける。
- 現在組み方の大枠は決まっている
文書構造を理解する。
人と会話するとき、結論を話さないまま勢いで喋ることがあると思います。結構イライラしますよね。HTMLも記述に順序があり、それを守っていくことが大切です。近い例えでは論文を書くときのように、題名、制作社、概要、大見出し、小見出し、前段、本論、結論など内容を整理してする、ということです。
HTMLには見えない情報と見える情報がある。
HTMLは人間の目に見える箇所とネットへ伝える2つのセクションから成り立っています。目に見える場所は<body>タグで囲み、ネットへは<head>タグで囲みます。目に見えない箇所にも気をつけて記述します。
命令には意味がある。
例えば<p>は段落を意味していて、文章を記述するときに使います。意味づけする言葉に対して意図しないタグを使うのはあまり良くない方法です。
最終的な意味づけは制作者側に決定権がある。
上記と矛盾していますが、HTMLの命令はかなり曖昧なところがあります。文章を箇条書きする場合リストタグを使いますが、単なる箇条書きで良いのか、番号を振った方が良いのか、または定義リストのように説明した方が良いのか、迷う部分があります。残念ながら明確な答えはありません。制作者側がこうと決めているのであればルールから外れていなければ良し、とされています。
文字コードに気をつける。
日本語でWebサイトを閲覧していると、たまに文字化けしているサイトがあると思います。これは日本語の場合、制作する文字の種類が統一されていないために起こる現象です。統一されていなくてもある程度見ることができますが、プログラムの誤動作の遠因になることがあるので、HTMLに限らずWebで記述する言葉は統一した文字コードで記述すると文字化けが回避できます。
現在組み方の大枠は決まっている
現在のHTMLは<div>を使ったボックスレイアウトで組み立てるのが一般的です。そして大枠は以下のように記述します。一番上はヘッダー部でロゴなど始まりを示す情報が入ります。次にコンテンツ部として伝えたい情報が入ります。この中にメインコンテンツやメニューなどを記述します。最後に終わりを表すフッター部で、コピーライトなどを入れます。文書構造を学ぶときにセットで覚えてしまいましょう。