リアルトレースを極めよう ~応用編(3)~

画像|スコップのトレス1 今回は少し難しくなってスコップをトレースしてみます。まずは元画像。 画像|スコップのトレス2 こちらが完成図。画像を見た感じ土を掘る部分(左半分)と手で持つ柄の部分(右半分)の2つに分けられます。右半分は今までと同様にグラデーションとオブジェクトを組み合わせていきます。

左半分の作り方

画像|スコップのトレス3 今回のポイントは、左半分のグラデーションのかけ方。画像は縁に当たる部分のオブジェクト2つ。金属のような複雑な反射をしている物体にグラデーションをかける場合、必要であればオブジェクトを割りましょう。 画像|スコップのトレス4 その上から被せるように別なオブジェクトを重ねています。上から重ねることを考えれば、下にあるオブジェクトが隠れる部分の形は自由です。

右半分の作り方

画像|スコップのトレス5 右半分は端のくり抜かれている部分の作り込みです。各オブジェクトを色から分割し、形に添って組み合わせています。 画像|スコップのトレス6 くり抜きのアウトライン。オブジェクトとしてそれほど難しいことはしていません。各パーツをどのように組み合わせると違和感なく見えるか想像すると良いと思います。

リアルトレースを極めよう ~応用編(2)~

画像|電池のトレス1 次は電池をトレースしてみましょう(サイコロと同じく細かいトレスしないという条件です)。円柱型の電池を立たせたまま正面から見ると、突起と本体の長方形が2つあることが分かります。ですので、まずこの長方形を作りましょう。 画像|電池のトレス2 次に作った長方形にグラデーションを入れます。塗りをグラデーションに設定し、グラデーションスライダ上で色を切り替えたいポイントに合わせてクリック。各マーカーを選択した状態で画像から拾いたい場所でShift+クリック。これを繰り返してグラデーションを作っていきます。参考にグラデーションの詳細を掲載しておきます。 同様にオレンジの部分もグラデーションを使います。黒い細い線は、長方形でもパスでも構いません。 最後に文字です。似たような文字で書いておきます。ただ、このままでは角がとがりすぎで違和感を感じます。ですので、上の長方形には「効果」-「スタイライズ」-「角を丸くする」を掛け、オブジェクトを大きい長方形の下に移動します。大きい長方形の方は、オレンジと黒を一緒に複製した大きい長方形でマスクします。クリッピングマスクした長方形に対して「角を丸くする」を掛け 、完成です。